先日、レガシィにETC2.0なるものを装着しました。
もともと、レガシィ購入時から2.0じゃないETC(Panasonic CY-ET900)がついていましたが、ETCカードの更新をし、新しいカードになってから急に読み込まなくなってしまいました。
高速道路はあまり利用しないので、とりあえずは、高速走るときは料金所の人にカードを手渡しして通ることでやり過ごしていましたが、高速乗る頻度は少ないとはいえ、いつまでもこうやって料金所を通ることを考えると、さすがに面倒くさいです。
ならば買ってしまえということで、新しいETC2.0を購入し、取り付けました。今回はその取り付け手順について記していきます。
取り付けたのはこちらの製品 ↓↓
ETC車載器取り付けの位置決め
最初にETC車載器本体をどのあたりに取り付けるかの位置を決めていないと、配線をどうするか、どの内装部品を外していくのかが決まりません。
古い方のETC車載器がついていたのは、センターコンソール側面のパネルで、運転席に着座した状態で左太もものすぐ近くの場所です。
でもここは、運転中かなり邪魔になるのです。山道の右カーブで遠心力がかかると太ももがETC車載器の「リピート」とかいうボタンに当たって押してしまい、何と言っているかは分からないですが、ETC車載器が喋りだします(笑)。カーブの度に喋るので、正直うっとおしく思っていました。そして太ももが痛いです。なので、ここだけには絶対につけないと決めていました。
候補としては3箇所・・・
①助手席側の今ついているのと同じ場所
②センターコンソールボックス(アームレスト)の中
③運転席側足元の前側(ステアリングの左下あたりのインパネ)
②は配線をきれいに処理するためにはコンソールに穴をあけないといけないので却下。
①か③か迷った状態で作業をはじめましたが、コンソールを通して助手席側に配線するのが面倒になって、結局③を採用することにしました。
取り付け作業
古いETC車載器の取り外し
まずは、古い方のETC車載器の配線がどうなっているのか分からないので、周辺の内装を外していきます。
まずは、ETC車載器がついているコンソール側面のパネルを外し配線をたどっていきます。このパネルはどうやらネジ止めされていて、矢印で指したオーディオ横のシルバーの樹脂パーツとオーディオ下の小物入れ部分、ステアリング下のインパネ部分の下にネジの頭が隠れているので外します。
まずは、インパネ下にあるアンダーカバーっぽいやつを外します。1つ写ってないですが、4つのクリップでとまっています。
ダッシュボード横のパネルを外します。何度も外しているから外れやすくなっているのか手で簡単に取れます。
それからステアリング下のインパネ部分を外していきます。5箇所のクリップでとまっています。横から順に慎重に力をいれて引く抜くような感じでいけば外せます。
ステアリング右横の3箇所と、写真には写っていないですが、下の方に1箇所あります。
ステアリング左横にも1箇所あります。
写真がアップ過ぎてどこの部分か分からないと思いますが、ステアリング左下の方にも1箇所あります。そしてすぐ近くにコンソール側面のパネルをとめているネジの1つが見えるので、これも外します。
フットレストの上あたりにコンソール側面のパネルをとめているクリップがあるので外します。
オーディオ横のシルバーの加飾パネルを外し、上の方のネジを外します。
オーディオ下の小物入れを外し、ここにもネジが隠れているので外します。小物入れを外すにはシフトブーツを浮かしたりする必要がありますが、写真を撮ってないので省略!
ネジ3本とクリップ1個を外せば、コンソール側面のパネルが浮くので(サイドブレーキあたりのツメを外していないので、完全には外れなかった)古いETC車載器の配線をたどっていきます。
配線を辿っていくと、電源はどっかの配線の途中からエレクトロタップ?で分岐してるっぽい。ACCと常時電源とアースをとっているようですが、いまいちどうなっているか分からなかったため、分岐された配線ごとをぶった切ることにしました。
そして、念のためビニールテープで絶縁。テープの巻き方が雑だなー。
この後は、写真がないのでかなり省略しますが、そのまま配線を辿っていき、Aピラーを外してETCのアンテナに通じる配線を外して古いETCの除去は完了です。ただ、天井の中の配線が引っ張っても出てこず、ここもぶった切ったので配線の一部は天井の中にあるままです。
Aピラーの外し方はこちらに記載しています。
新しいETC2.0取り付け
新しいETC(パイオニア ND-ETCS10)はACC電源とアースをとり、アンテナを取り付ければいいようです。
電源はのれん分けハーネスから分岐してとりました。以前、ブースト計を取り付けるときに追加しておいたものです。マニュアル通りACC電源を取りたかったのですが、ブースト計を取り付けるときに既に使用しており、ギボシ端子が硬くはめ込み過ぎて抜けなかったので、IGN電源をとりました。IGN電源も空いてはいないのですが、ETC付属の電源ケーブルが配線から分岐できるタイプのものだったので、電源をとれました。
アースはここからとりました。3つの電装品のアースをここからとっています。
天井への配線はこのように横からピラーの中を通すようにしてもっていきます。 そしてアンテナをフロントガラスのルームミラーの裏側の部分に取り付けます。
電源とアンテナの配線はこのようにアンダーカバー下からにょっきりと出します。
車載器本体はここに取り付けて作業は終了です。
運転してみましたが、この場所は運転中に足が当たることもなく、カードの抜き差しもしやすいので、なかなか良いです。
また、電源が入るとカードを入れる入口が赤くぼわっと光るのですが、車に乗るたびに新しいETCを取り付けたぞ!という満足感に浸れて良いです(笑)。メーターリングやスモールライトに入れたときのボタン類のバックライトとの色もあっていて良いです。
余談
ブログを書きながら感じたのですが、DIY作業の様子・手順をわかりやすく書くのは難しいですね。
作業の様子や手順を文章だけで伝えるのは難しいので、写真は必須だと思いますが、私みたいな素人にとっては作業するのだけでも大変で、ついつい写真を撮るのがおろそかになってしまいます。
ブログを書く前に撮った写真を見返してみました。対象物との距離が近すぎてどこらへんの部品の作業をしているのか分かりづらい、写っていてほしいものが写っていない、撮っておくべき作業工程の写真の撮り忘れ等がありました。
この状態で今回の記事を書きましたが、作業した本人が見返してみてもどういう順序でどう進めていったのかが分かりづらい内容になってしまいました。
私は車のDIY作業をするときは、先人たちが書かれたブログやYouTubeを拝見し事前に下調べをしますが、改めて思うのが、第3者が見て分かりやすく作業手順を載せている人たちはすごいなということです。
ブログに載せることを考えて作業をすると、作業を逐一中断して、写真を撮ったり、ピントを合わせるのに手こずったり、光の足りない暗い場所だとライトで照らす必要があったりと、普通に作業をするよりもどうしても余計な時間が掛かってしまいます。
このETCの取り付け作業には、写真を撮ったり、内装を外したついでに他の配線をきれいにしたりした時間も含まれていますが、3時間半ほど掛かりました。
慣れれば、写真撮りながらでも早く作業できるようになるのかな・・・頑張ろう。